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離乳食からホールフードを取り入れましょう

小さいときからホールフードを食べ、
それが美味しいと思えるのは
子どもの健康にとってとても大切なことです。
新生児の最高の栄養は母乳ですが、
6ヶ月くらいになって離乳食を始める時に
栄養が十分なホールフードを取り入れれば、
子どもが好んで食べるようにするようになります。

このとき大事なことは、
砂糖などの甘いものや
人工的な食べ物は2歳までは食べさせないことです。
そうすれば自然な食べ物への嗜好が形成され、
砂糖やその他の危険な食品添加物の中毒になることが避けられます。

離乳食はいつ始めたら良いでしょう

子どもはそれぞれ異なった発達をします。
子どもをよく観察していれば、
始める時期が分かります。
月齢で判断せず、
母乳を飲んでいたら
1歳くらいまでは離乳食は必要ないか、
子どもも興味を示さないでしょう。
でも、もっと早い時期から
離乳食を始めた方が良い子どももいます。
一般的には4ヶ月から8ヶ月の間に様子を見て始めることが多いようです。

離乳食開始のサイン

1 スプーンを口に入れても押し出さなくなった

赤ちゃんは、固形物を口に入れると
窒息を恐れて吐き出すのが普通です。
4−6ヶ月でこれがなくなってきたら、離乳食が食べられます。

2 満腹になったことが自分でわかるようになった

母乳やミルクを飲んでいても
満腹を感じて自分から止められるようになったら、
離乳食を開始できます。

3 首が据わってお座りが出来るようになった

4 出生児の体重の2倍になった

5 食べ物に興味が出て、注意を向けるようになった

赤ちゃんはものを口に入れることが好きですが、
これは食べ物を欲しているということではありません。

最初の離乳食として一番良いもの

赤ちゃんが最初に食べる離乳食は、
月齢に合った食材から始めることをお勧めします。
次に挙げるような食べ物は、
健康的で消化が良く、
またビタミン、ミネラル、脂肪
その他の成長に必要な栄養素が十分に含まれています。

卵黄

母乳の成分に似ています
コリン、コレステロール
その他の脳の発達に良い栄養

アボカド

理想的な離乳食
香りが良くなめらかで果肉がクリーミーです
ビタミンB1、B2、ナイアシン、カリウム、マグネシウムが
同じ量の他の果物や野菜よりも多く含まれます
脳に良い良質な脂肪も多く含まれています

サツマイモ

消化が良く、ミネラルが豊富に含まれます

4日ルール

新しい食材を食べさせ始めたら4日間は続けましょう。
赤ちゃんには消化し吸収する時間が必要です。
新しく食べ始めた食材の消化が悪い場合は、
30日待ってもう一度食べさせてみて下さい。

避けて欲しい食材

砂糖、穀類(麦などを使ったシリアル)、乳製品、加工されたスナック

シリアルを食べさせることから離乳食を始めないのは、
赤ちゃんは1歳になるまで穀類を消化するために必要な
膵臓アミラーゼを分泌することができないためです。
2歳まで分泌できない子もいます。
ではいつから穀類を食べさせても良いのでしょうか。
臼歯が生え始めたら良いでしょう。
赤ちゃんの消化システムは未熟で、
そのため母乳の栄養が直接栄養となる訳ですが
早期に穀類を食べさせると
未消化のまま体内に入ってしまうこともあり得ます。
その場合炎症が起きたり、
そのほかの健康問題が生じることがあります。

自分で食べさせましょう

スプーンを使うことについてはよく考えましょう。
成長したら、
小さく切った食べ物を食器に入れて
手で食べさせた方が手先が器用になり、
目と手の協応が発達します。
最初は口に入れられない方が多いかもしれませんが、
目的は自分で新しい味の食べ物を味わうことです。

自分で判断させましょう

赤ちゃんは、満腹かどうか自分で分かります。
自分から飢えようとは思っていません。
健康な赤ちゃんは自分が必要な量だけ食べます。
もうお腹いっぱいという様子の赤ちゃんに
「もう一口食べて」
と言うのは止めましょう。
親が多く食べさせようとして、
自分で判断して食べるという成長過程を無視しないようにしましょう。
また赤ちゃんは日々違う食べ方をしますので、
よく赤ちゃんの様子を見てあげることが大切です。

ベビーフードは自分で作れます

ベビーフードをあらかじめ調理して
冷凍しておくと便利ですが、
親の食事を柔らかくして上げれば簡単です。
簡単につぶせる果物には以下のようなものがあります

・ バナナ
・ メロン
・ 洋梨・・・柔らかい種類を選びましょう
・ いちじく・・・皮などを取ってから上げます
・ 桃・・・皮を剥いて切ってからつぶします
・ マンゴー・・・繊維の多い部分は取ってから切ります
・ プラム
・ ブルーベリー・・・半分に切ってからつぶします
・ いちご・・・1歳以降
・ キウイ・・・1歳以降
・ パパイヤ
・ アボカド
・ ぶどう・・・小さく切ってからつぶします

野菜は赤ちゃんの健康のためにとても大切です。
つぶして上げるのに適した野菜をご紹介します。
皮と種を取ってからつぶしてあげて下さい。

• さつまいも
• ズッキーニ
• 人参
• カブ
• ナス
• かぼちゃ
• カリフラワー

たんぱく質は筋肉や骨の発達に大切です。
柔らかくて栄養豊富なものを挙げました。
たんぱく質は質の高いものを選びましょう。

• 魚、卵、鶏肉

その他


ベビーフードの味を薄める場合、
4−6ヶ月から1歳までは母乳を少量加えましょう。
赤ちゃんにとって慣れた味が入っているので
離乳食へと移行しやすくなり、栄養も加わります。


脳の発達のために、
良い油をベビーフードに足しましょう。
ココナツオイルやアボカドオイル、
質の良いバターなどがお勧めです。

3 
十分な栄養を子どもに与えるには、
七色の食物が大切です。
色が栄養を供給します。
人参の赤、ブロッコリーの緑、さつまいもの黄色など、
様々な色の野菜を食べさせましょう。

以上のように、
加工された市販のベビーフードは
使わないようにして離乳食をあげましょう。
お子さんが2歳になるまでは
ホールフードの野菜や果物をつぶしたりして上げ、
砂糖や穀類を避ければ太り過ぎや
食べ物アレルギーを避けられ
健康的な食べ物で満足できる人生が送れます。
お子さんのいらっしゃる方にご参考になれば幸いです。
もし身近にこれから母親になる人がいたらお知らせください。
より幸せでより健康な子どもに育つことでしょう。

ホールフード、子ども、健康についてのより詳しい情報は、
クエストグループのブログFacebookページをご参考ください。

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食物繊維の多い食事が、原因を問わない全ての死亡率を減らす

食物繊維が多い食事は、たくさんの慢性疾患の危険性を減らした結果、早死にのリスクを減らすことが、多くの研究で示唆されています。慢性疾患とは、2型糖尿病、心臓病、脳卒中、がんなどです。また、食物繊維の多い食事は、心臓病患者が長生きするのを助けるという報告もあります。

 

食物繊維の多い食事が、コレステロールや血圧の有益な減少、インスリン感受性の改善、炎症の減少といった、死亡リスクに影響するすべてのものと関連しているという研究結果が出ています。食物繊維の多い食事の死亡率に対する影響を評価する、最近のメタ分析で、100万人近くの欧米人を追跡した17の異なる調査のデータが集積されました。雑誌Scientific Americanでは、次のように報告されています。「一番多くの量の食物繊維を毎日食べた上位5人は、毎日少量の食物繊維を食べている下位5人より16%死ぬ可能性が低い。加えて、8つの研究から、1日10gの食物繊維の摂取を増やすごとに、あらゆる死の危険性が10%下がることが示されました」

 

最近の別の研究でも、似たような結果が出ました。この研究では、食物繊維の摂取が10g増えるごとに、死亡率が15%下がることと関連していました。食物繊維の摂取量が多い上位25%の人たちは、摂取が不足している人たちに比べ、今後9年以内のあらゆる原因の死のリスクを25%も下げていました。

 

2013年に発表された研究によると、日常的に7g以上の食物繊維を摂るたびに、脳卒中のリスクが7%低くなることがわかりました。これは、1日につき約2個の野菜や果物を追加で消費を増やす量に相当します。

 

一般的な推奨は、1日に20〜30gの食物繊維をしっかり摂ることです。1日に約32gが理想です。残念ながら、ほとんどの人たちは、半分か、それより少ない量しかとれていません。食物繊維のベストなソースは野菜なのですが、ほとんどの人は単純に十分な量の野菜を食べていないのが問題の一つなのです。

 

健康な食物繊維は有益な腸微生物群の栄養になる

食物繊維の効果は、腸内の微生物に対するその有益な影響によって、ある程度説明することができます。「でるミックス」に含まれるオオバコのような可溶性食物繊維は、有益な微生物の栄養になるプレバイオティクスです。これらの有益な微生物は、食べ物の消化吸収を助け、免疫機能に重要な役割を果たしています。

 

A shopping basket full of fresh produce.

 

健康進のために、食物維の摂取をやしましょう

高品質で、なるべくオーガニックの野菜由来の食物繊維には多くの利点があります。食物繊維は間違いなく全体の良好な健康と長寿に貢献しており、健康な腸微生物の餌となり、増殖を促進することによって、病気のリスクに良い影響をもたらします。特に、不溶性の食物繊維は、強力にお通じを正常化させる働きがあります。もし、あなたが便秘だったとしたら、お通じは柔らかくなり、逆に緩すぎる便は、適度な形になるでしょう。

 

地元で育ったオーガニックの野菜、ナッツ、シード由来の食物繊維を摂るようにしましょう。もし、推奨される1日30〜32gに満たない場合は、「でるミックス」を摂取することで、理想の量に近づけるのを助けてくれるでしょう。