ブロッコリーの抗がん作用や豊富な栄養素は、
以前から良く知られていますが、
ブロッコリーは有害な放射線の被ばくから身を守る、
ベストな食品の一つである可能性があるのです。
ジョージタウン大学医学センターの研究者たちは、
ブロッコリーが放射能障害を独自に予防及び治療を助ける能力があることを、
雑誌「the Proceedings of the National Academy of Sciences」
で発表しました。
この有名なアブラナ科の野菜は、
健康な細胞の放射線の照射をブロックする、
ジインドリルメタン(DIM)と言う放射線防御物質を持っています。
DIMは致死量の全身放射線照射も保護してくれます。
この保護作用は、被ばく前及び被ばく24時間後までに
ブロッコリーを食べた場合の両方に認められました。
この研究は、ガンの治療法を変える可能性、
そして事故による放射線被ばくの状況の他にも、
もう一つの応用を示しています。
DIMは健康な細胞は保護する一方で、
がん細胞は放射線の照射からは守ってくれません。
また、DIMやたくさんのブロッコリーは、
X線やCTスキャンによる放射線の組織へのダメージの保護に役立つでしょう。
他にも、心臓と血管を保護する、全てのガンの危険性を下げる、
関節の炎症を減らすなどの多様な健康への効果が、ブロッコリーにはあります。
ブロッコリーが苦手でも、体を守るために是非食べるようにしましょう。