物質の性質を表す指標のひとつにpH(ペーハー/ピーエイチ)というものがあります。
これは、酸性とアルカリ性の程度を表す単位で、pHの範囲は、0(強酸性)から14(強アルカリ性)まであり、7が中性で、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性と呼びます。
人間の体は、血液が弱アルカリのpH7.4に保たれているときが一番健康だと言われています。これを維持できていると消化器の健康や体力を維持し、心血管疾患やガン、糖尿病、肥満、肝臓病、関節炎、免疫不全、体の早期老化といったリスクを減らします。糖尿病をはじめとする慢性疾患や慢性の痛みおよび炎症は、逆に血液が酸性に傾いている状態です。
酸性の食べ物ばかりを食べると、体はpHバランスを維持するために組織からミネラルを調達しようとして骨からカルシウムを奪う場合もあります。炭酸飲料は強酸性で、pHは平均2ですが、ほとんどの加工食品も酸性のため体にダメージを与えます。
体のpHバランスをとるためには、食べ物の70%をアルカリ性のものにすることを目標にしてください。残りは酸性のものでも大丈夫ですが、もちろんこちらもホールフード(できるだけ自然の状態に近い食べもの)であることと、バランスが大事なことを忘れないでください。最高のアルカリ性食品は緑色をした野菜などの食べ物です。
ただ、気をつけて頂きたいことは、酸性の食品が全て不健康ということではありません。例えばブルーベリーは酸性ですが、体に良い抗酸化物質が沢山含まれています。そして、食べ物はすべてホールフードで摂り、炭酸飲料や精製された白い小麦、白砂糖、加工食品など健康を損なう酸性食品を避けることが大切です。こうした食品は体のpHバランスを壊します。
体が生理学的に生み出す老廃物も、環境からの汚染物質などの毒素も、どちらも酸を生成しますが、こうした老廃物や毒素が蓄積し排泄できないと、体内環境は悪化していきます。
現代は、空気や食物、洗剤等毎日接するものに化学物質が含まれ、環境のあらゆるところに毒素があります。十分なアルカリ性の食べ物で栄養を摂ることは、毒素を除去し、健康に寄与します。食べ物の80%をアルカリ性、20%を酸性にし、アルカリ性の水を飲んだり、自分が触れるものや食べるものに気をつけ毒素を生活からなるべく排除することは極めて重要です。
pHバランスの良い食事に変えることは、そう難しいことではありません。私たちはシンプルなホールフードの食事を摂ることが大切だと常々お伝えしていますが、それを実行すれば通常食事のpHバランスは整っていきます。アルカリ性食品を今までより意識して食事に取り入れていくことで、あなたの健康は改善していくことでしょう。
主な食品のpHを表にしましたので、アルカリ性と酸性の食品を正しいバランスで選ぶためにお使いください。
簡単にアルカリ食品を摂るもう一つの方法は、「ネオクレンズ」のようなスーパーグリーンのサプリメントを摂取することです。「ネオクレンズ」には、ブロッコリースプラウト、スピルリナ、クロレラ、ケルプなど健康なオーガニックの緑の野菜がたくさん含まれています。こうした野菜は速やかにpHのバランスを取り、体を酸性に傾ける毒素を除去する助けとなります。解毒製品である「ネオクレンズ」は、pHバランスを整えるためにも役立ちます。