メキャナ・ゴードン
私たちの体は、水と塩でできています。そして、私たちは生き続けるために、毎日の食事に塩を必要としています。ナトリウムは健康に必須です。ナトリウムは、体液の量を正常に維持するのを助けたり、神経を通して伝達される信号を送ったり、筋肉の収縮と弛緩を助けます。ナトリウム濃度が正常値より大幅に減少すると、発作、昏睡、そして死を招きますが、今回はここにフォーカスしたくはありません。なぜなら稀なケースを除いて、私たちは低ナトリウムを患っていないからです。
塩分を多く含む、現代の便利な食生活をしている人々の多くが患っているのは、ナトリウム量の増加です。過剰のナトリウムを摂りすぎると、以下のようなドミノ式の連鎖反応が起こります。
- ナトリウムが水を引きつけ、水分を保持する
- 血中に過剰なナトリウムが蓄積され、血液量が増加する
- 全ての増えた血液量を、血管中を動かすために、心臓に負担がかかる
- さらに、動脈に負担がかかり、結果的に心不全の可能性につながる
過剰にならず、十分な量のナトリウム摂取バランスをどのように維持すればいいでしょうか?
まず、全ての塩が等しく作られているわけではありません。食卓塩や海塩、その他ヒマラヤ岩塩クリスタルソルトのような微量ミネラルを含む、ほとんど加工されていない塩から選択することから始めましょう。これらを詳しく説明すると以下のとおりです。
食卓塩(精製された食塩)
食べ物の多くが、たくさんの塩を含んでいるので(特に醤油、味噌や漬け物など)、私たちはごく少量の食卓塩しか使うことができません。さもないと、体内に水分が貯留するようになります。塩辛い夕食を食べた後の次の日の朝など、指輪がきつかったり、つま先や足首が浮腫んでいたりしたことが、今までにありませんか?これは、過剰に精製された塩により貯留した水分が原因です。
これは、塩の摂り過ぎによるドミノ効果の最初のサインです。もし、あなたが長期間塩を食べ過ぎていたら、危険な心臓組織の浮腫みなど、体中で水分の貯留が起こります。これは過剰の塩が原因です。
海塩
未精製の海塩は、食卓塩よりいいでしょう。より有益なミネラルが含まれており、食卓塩からは正しい方向に間違いなく進んでいます。しかし、最適の選択ではありません。
海塩の市場はおかしなところがあります。なぜなら、精製された塩でも、未精製の塩でも、全て海塩として売られています。ですので、未精製かどうか見分ける一番良い方法は、塩の色を見ることです。もし純粋な白だったら、塩に含まれていた元のミネラルが全て含まれているとは言えません(白砂糖や小麦粉も同様で、これらはミネラルや栄養素を失っています)。未精製の塩は色が付いているでしょう。
岩塩(クリスタルソルト)またはヒマラヤ岩塩クリスタルソルト(ピンクソルト)
私の考えでは、これが一番よいの選択です。この塩は、体にとって、生物学的に利用しやすい(吸収され、利用されやすい)、天然の84の微量ミネラルを提供します。私たちの多くは、現在の食生活や、野菜の育つ土壌の質が低いため、ミネラルが欠乏しています。ですから、ヒマラヤ岩塩クリスタルソルト(または、天然の微量ミネラルを含む塩)は、味もよくミネラル補充にも役立つ、食卓塩のすばらしい代替品です。
過剰の塩を避ける方法
レストランで食事をする時は、醤油をかけずに小皿でつけるなどして控えめに使いましょう。塩分の多い漬け物などよりも、新鮮な野菜を注文しましょう。たいていの揚げものは塩分が多いので避けるようにしましょう。
改めて言いますが、母なる自然に答えがあるのです。できるかぎりホールフードを食べましょう。全ての果物、野菜、ナッツ、豆類、種、卵、そして時々食べる健康に成長した動物の肉にはナトリウムが含まれています。そこに、ヒマラヤ岩塩を、自由に調味料として、ほどよく加えてください。同時に、あなたの体の重要なミネラルが補充されてていきます。